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個展「ダレカのいつか」のご案内

ビニール袋の絵を描き初めて面白いのが、仲良くしてくれている人達から町中でのビニール袋の目撃情報が届くようになったことです。

「この前ビニール袋が風に舞っとったよ!」とか、ついこの前は「歴戦のやつだね」と車に轢かれまくってズタぼろになったやつが写真で送られてきました。

ビニール袋を見て中島を思い出して写真まで撮って教えてくれることがなんともこそばゆい気持ちです。

歴戦をくぐり抜けてきたビニール袋さん

「今まで何でもなかった風景が、絵の力でちょっと楽しくなる」

これが僕がビニール袋の作品でやりたいことです。ちょっとだけでも形になっているんだなって嬉しくなります。

この前、同年代の友人と「皆幸せになったらいいよね」と話していて、「そのために絵を描けたらいいなぁ」なんて思いました。

大人も子供も何となく未来に不安を感じちゃって、落ち込んだりすると思うのですが。

未来は今の積み重ねなので、「今、楽しい」が重なったらいい感じになるんじゃ無いかと思います。

でも何でもない時間の方が多いんですよね生活って、そこでビニール袋ですよ。

ビニール袋見たら楽しくなったらいいよね、それもう変な人かもしれないけど。

「楽しい」は「現在の肯定」だと思っています。「今」を良いって言えるなら「いつか」も良いと言えるんじゃないかな。そう思います。

個展まで1週間です。ラストスパート制作を頑張ります。

ダレカのいつか

中島尚志個展「ダレカのいつか」 7月1日(日)〜16日(月・祝[海の日])まで 休廊:火曜日・水曜日 ART Lab OMM http://www.artyard.jp/omm/


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